あいさつ

澄川 喜一横浜アーツフェスティバル実行委員長

 この秋、音楽フェスティバル「横浜音祭り2013」を開催する運びとなりました。9月20日から11月30日まで、横浜市内各所で様々な音楽が響きます。

「吹奏楽発祥の地」である横浜では、音楽を聴くだけでなく、自ら演奏したり、演奏会を開催するなど多くの市民が幅広く音楽に親しんでおり、「横浜音祭り2013」では270を超える多彩なイべントが予定されています。
 主要会場となる横浜みなとみらいホールでのコンサートをはじめ、日本丸メモリアルパークや山手西洋館など横浜ならではのロケーションでの無料コンサートの他、昨年の「Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2012」と同様に、映画館、ホテル、バー、客船クルーズなどでもライブ演奏や音楽にちなんだ催しがあり、期間中ほぼ毎日、横浜市内のいろいろなシーンで気軽に多様な音楽を楽しんでいただくことができるフェスティバルです。
 また、「横浜音祭り2013」の開催にあたり、今年も多くの企業や商業施設の方々にご協力とご支援をいただいております。

皆さまのご支援のお蔭で、横浜市民の文化力がジャンルを超え、国境を越えて発信され、そして新たな価値と歴史が生まれることを誇りに思います。
横浜市民と企業の皆様が一体となって、9月20日から72日間の航海が始まります。
ようこそ音楽の海、横浜へ!

澄川喜一
林 文子横浜アーツフェスティバル実行委員会名誉会長 横浜市長

 本年、新たに開催の運びとなった「横浜音祭り2013」について、 皆様にご案内できることを、心より嬉しく思います。
音楽は、人々の生活のあらゆるシーンを彩り、心を和ませ、楽しませ、 時には励ましてくれる、私たちにとってかけがえのない存在です。
また、世界の人々と言葉によらず価値を共有できる文化芸術であり、 国境を越えて交流する大きな力を持っています。
「横浜音祭り2013」は、あらゆる音楽ジャンルの壁を取り去って、年齢や経験に関係なく、誰でも気軽に参加できるフェスティバルを目指しています。
さらに開催場所についても、文化施設にとどまらず、 観光施設、港、公園など市内全域のあらゆる空間を活かしながら、 横浜ならではの魅力を最大限に引き出したいと考えています。

 昨年開催されたダンスのフェスティバル「Dance Dance Dance @YOKOHAMA2012」では、約2ヵ月半の開催期間を通じ、横浜の街全体がダンス一色に染まりました。
今年の秋にはあらゆる音楽が世界から横浜に集い、街中にあふれていくでしょう。
「横浜音祭り2013」の開催を通じ、音楽の持つ普遍的な力が様々な社会的課題を乗り越えようとする私たちを力づけ、未来へ向かう力を授けてくれること、またこのフェスティバルが国内外に新しい文化芸術を発信するとともに、「文化芸術の街」、「賑わいの街」横浜の創造につながることを願っています。

 最後に、本フェスティバルの開催にあたり、 ご協力頂きました関係者の皆様に深く感謝を申し上げますとともに、引き続きご支援賜りますようお願い申し上けげます。 9月から開催される「横浜音祭り2013」に、ぜひともご期待ください。

横浜市長 林文子

新井 鷗子横浜音祭り2013 ディレクター

昔、大陸にも海にも境界線はありませんでした。それは、後から人が決めたものです。
音楽の世界にもいつの間にか、ポップス、ロック、クラシック、ジャズなどと境界線が引かれ、各ジャンルはそれぞれ発展し、成熟していきましたが、次第にジャンル間の自由な行き来は少なくなりました。
しかし、音楽は無限大の海です。
そして横浜こそは、異国の音楽が海を越えて入ってきた芸術文化の入り口。様々なジャンルのアーティストたちが音楽を奏で合う、真のクロスオーバー・ミュージックを創造できる街なのです。

「横浜音祭り」は、MATSURIという言葉が象徴するように、それぞれの音楽にまとわりついた既成概念をひっくり返し、新しい楽しみ方を提供する「音楽の無礼講」とも呼ぶべきお祭りです。
約2ヶ月間にわたって、あらゆるジャンルの音楽が、横浜ならではの起伏の多いロケーションを活かしたいろいろな場所で楽しめるようになっています。

全国に数百万人のファンを持つといわれる吹奏楽、荘厳なパイプオルガンの音色とアニメの共演、今や国際語となった「カワイイ」ファッションと音楽とのコラボレーション、市民参加によるバンドと合唱ステージ、
そしてドイツとの共同制作によるオペラなど、あらゆるジャンルの音楽が網羅され、どれを選ぶか、どのようなシチュエーションで観るか、どっぷり浸かるも、ちょっとつまみ食いするも、すべては皆さんの自由です。
祭りは、平凡な日常生活から私たちを解き放ち、心を別世界にいざなってくれます。
さあ今、祝祭の始まりを告げるファンファーレが聴こえてきました。横浜から、音楽の海へと船出しましょう!

新井 鷗子(あらい おーこ)

東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。
1998年NHK教育番組「わがままオーケストラ」の構成で国際エミー賞入選。クラシック音楽の構成作家として、読売日本交響楽団・新日本フィルハーモニー交響楽団・東京フィルハーモニー交響楽団・仙台フィルハーモニー管弦楽団・札幌交響楽団のコンサートや、音楽番組「読響シンフォニックライブ」(日本テレビ)、「題名のない音楽会」(テレビ朝日)、「東急ジルベスターコンサート」(テレビ東京)等の構成を担当中。 「ペール・ギュント」「くるみ割り人形」「真夏の夜の夢」等の音楽物語の脚本を手がけ江守徹、市原悦子などの出演により上演。これまで、愛知万博2005、広島平和音楽祭、横浜みなとみらいホール「こどもの日コンサート」の構成、2010年和光市市制40周年記念オペラ「うずら」脚本、2011年浜松市ミュージカル「歌声は風にのって」脚本を手がけ好評を得る。
著書に、「Aが響く前に」、詩集「扉」、「あたらしい教科書・音楽」(共著)、「携帯で聴けるクラシックの名旋律」等。NHK-FM「ヨーロッパ夏の音楽祭」等にパーソナリティとして出演中。
東京藝術大学非常勤講師、洗足学園音楽大学客員教授。