音楽堂で聴く雅楽

2013.10.12

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雅楽の生演奏を聴くことは私自身2度目の経験でしたが、今回の公演では舞楽も一緒になっていたため更に魅力的な公演でした。会場にはご年配の方が中心でしたが、若い方や小さな子どももいたので、雅楽が幅広い世代の人に愛されているということを実感しました。
いざ公演が始まると、日本の伝統芸能・古典音楽の生み出す独特の緊張感を味わいながら、楽器の奏でる音色に、目を閉じると自然の情景が広がるかのように心地よいものを感じました。そういった魅力に気づくまでは「雅楽」というと、難しいイメージがありますが、本当はシンプルで自然のありのままの姿を表現し、その素材が生きたえ音色が魅力的であるということを実感しました。
また、曲の合間には館長さんによるトークや解説もあったので初心者にも優しく、未知であった雅楽の世界に一歩近づくことができたように思いました。佐々木さんによる箜篌という古代楽器の披露は非常に興味深く、演奏される音色にも感動しました。更に、舞台には有名な華道家の假屋崎省吾さんによる素晴らしい豪華なお花の演出もあり、多くの方が終演後に近づいて見ていて興味を持っていました。雅楽の雰囲気と非常にマッチした「和」を感じる色合いに私自身も見とれてしまいました。
今後更に多くの人に雅楽の魅力を知ってもらうために、また雅楽の公演が横浜で増える良いなと思っています。